資金調達について
- 男性医師
- MRI導入事例
- 銀行からの資金調達
一般的に医師はお金を持っているのイメージがありますが、実際は開業希望医の先生の多くが、自己資金を使いたくないので、資金調達の方法について教えて欲しい、といった話を最近は早い段階から聞くようになりました。
そんな中で、50代の脳外の先生ですが、MRIを導入する事を検討しており、借入額が多くなりそうである。そして銀行から借り入れをしたいが、様々な事情から担保物件は無く、保証人もいないという先生がいました。
幸い、当社と今までお付き合いのあった数軒の銀行が、医療系の先生でしたら無担保・無保証人でも、1億円までなら大丈夫ですよ、と確約ができたので話を進めることができました。
しかし建築計画や医療機器の購入などと並行して先生の理想とする事業計画を作成して行くと、高額な医療機器の購入費用や建物の内装費用、特に高額な医療機器 MRIを入れることになりました。補強工事も必要となった為、費用もかなり膨らみ再異臭的には1億円をかなり超える見込みとなました。その旨を銀行に報告すると、さすがに無担保・無保証人というわけにはいきませんと言われてしまいました。
それでも何か方法は無いかと色々な方法を検討しました。医療機械をリースで導入する方法や、団信を付ける事でトータルの金利は上がるが借り入れは可能となる事など幾つか方策が出てきました。それぞれ一長一短有りますが、将来の万が一に備えて最終的には団信を付けて借り入れをすることにしました。なぜなら保証人や担保無しということで、家族などに金銭的にも精神的にも負担をかけずに開業出来て結局は良かったのかなと思います。
手持ちのお金が無くても、やり方次第で資金を調達し開業する方法はいくらでもありますので、これからご開業を検討している先生方は是非開業支援のプロにご相談されることをお勧めいたします。